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土井 猛*; 新藤 隆一; 平野 光将; 高野 誠
JAERI-M 84-209, 38 Pages, 1984/11
多目的高温ガス実験炉を対象に、DEL2GHT-6およびSPACコードを用いた解析を行ない、その燃料格子の核特性を把握した。解析した項目は増倍率とその燃料変化、反応度の温度効果、共鳴吸収計算における二重非均質効果と共鳴積分値、可燃性毒物の反応度価値、等である。その結果、明らかになった主たる事項は次の通り。(1)U共鳴吸収計算における燃料の二重非均質効果は無視できない。(2)可燃性毒物反応度価値は多領域モデルにより解析する必要がある。(3)ダンコフ係数に実際の燃料ブロックに対応したものを用いれば、六角形状の燃料ブロックを平均的な格子間隔をもつ円柱格子モデルで近似しても解析精度は悪くならない。(4)エネルギー群構造はU分離共鳴領域では比較的細かく分割する必要があるが、熱エネルギー領域では群数は中性子スペクトル空間依存性の影響を受けない程度の分割でよい。
安野 武彦; 宮本 喜晟; 三竹 晋; 新藤 隆一; 荒井 長利; 平野 光将; 江崎 正弘; 佐藤 貞夫; 鈴木 勝男; 鈴木 邦彦
JAERI-M 82-103, 137 Pages, 1982/09
多目的高温ガス実験炉のバックアップ炉心として、内面冷却型燃料棒(セミピン型)を用いた燃料体から構成される炉心について、燃料および可燃性毒物の装荷法ならびに制御棒引き抜き計画などを検討するとともに、炉心の核特性、熱流動特性や安全特性などの総合的な特性を解析した。その結果、本炉心は炉心設計基準を満足するとともに、セミピン型燃料体が十分Mark-III型燃料体の代替燃料体となりうることが明らかにされた。